フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェがデジタルサービス事業を強化する。自動運転の時代が到来すると同分野が成長の大きな源泉となるためで、売上高に占める同サービス事業の割合を中期的に2ケタ台へと引き上げる考えだ。ルッツ・メシュケ副社長(IT担当取締役)が24日、ベルリンのIT拠点「ポルシェ・デジタル・ラボ」で明らかにした。
デジタルサービスの強化に向けて今後、開発を大幅に加速。また、顧客データを活用して新たな事業モデルを構築していく。
ポルシェ・デジタル・ラボは革新的な情報技術を持つ企業や新興企業、研究者と協力するためのプラットフォームとして昨年8月に立ち上げられた。デジタルサービス開発で中心的な役割を果たすことになる。