■4年連続で白が首位も前年比では減少
英自動車工業会(SMMT)によると、2016年の同国の乗用車新車登録(269万2,786台)のうち、ボディカラー別では白色が最も多く、全体の20.51%を占めた。白は、4年連続で首位となったが、前年比では2.1%減少しており、2005年以降で初めて前年を下回った。
2位は黒で全体の20.16%を占めた。前年比では6.5%増加した。白と黒のトップ2カラーで市場シェアの40%以上を占めている。
3位はグレー(16年:17.29%、15年:15.6%)、4位はブルー(16年:15.38%、15年:14.7%)で、いずれも市場シェアが前年に比べ増加した。
黄色は、2013年以降で初めてトップ10に返り咲いた。昨年10位だったモーブ(薄い紫)は11位に順位を落とした。
■急増したカラー:
ピンクは2016年の登録台数が3,527台と、全体に占める割合は小さいものの、前年比では82.7%増加した。ブロンズも前年比44%増の8,902台と大幅に増えた。ターコイズも2,718台と、2015年(792台)に比べ3.5倍に増えた。
■急減したカラー:
ブラウンは前年比40.1%減となり、前年の8位から9位へと順位を落とした。ベージュも27.6%減の8,426台となり、2000年以降では初めて1万台を下回った。
6位のシルバーは前年比7.5%減の27万3,220台。減少幅(2万2,209台)が最も大きく、全盛期の2004年(84万3,870台)に比べると3分の1以下に衰退している。