インフィニオン―車載製品けん引で増益に―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)が2日発表した2016年10-12月期(第1四半期)の営業利益(特別要因を除く)は前年同期比12%増の2億4,600万ユーロへと拡大した。車載半導体部門が好調で全体が押し上げられた格好で、他の部門はすべて減益となった。売上高は6%増の16億4,500万ユーロで、売上高営業利益率(同)は前年同期の14.1%から15.0%に上昇。純利益は6%増の1億6,100万ユーロだった。

車載半導体の需要は電気自動車(EV)などの環境対応車の増加を受けて拡大している。EVなどではエンジン車に比べ半導体の搭載量が多いという事情が背景にある。

17年9月通期では売上高で前期比4~8%増、売上高営業利益率(同)で16%を見込む。

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