ダーダネルス海峡架橋、韓国・トルコ企業連合が正式受注へ、

トルコのアルスラン運輸相は12日、ダーダネルス海峡を横断する世界最大級の吊り橋(仮称:チャナッカレ1915年大橋)を建設するプロジェクトで、韓国の大林産業、SK建設とトルコのリマク、ヤピ・メルケジの企業連合に発注したと発表した。来月18日に着工し、トルコ共和国建国100周年を迎える2023年に開通する予定だ。

対象となるのは、エーゲ海とマルマラ海を結ぶダーダネルス海峡(現地名:チャナッカレ海峡)をまたぐ全長3.7キロメートルの吊り橋。自己資金で建設し、運営収入で投資を回収する建設・運営・移管(BOT)方式で先月入札が行われた。建設資金は100億リラ(26億1,000万米ドル)と推定されている。

政府によると、応札した4組の提案に技術仕様などの問題がみられなかったため、政府への引き渡し期日が2033年6月末と最も近い韓国・トルコ企業連合が落札した。

伊藤忠・IHIも現地企業らと組んで応札したが、引き渡しまでの期間が韓国・トルコ連合よりも1年8カ月長かった。

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