チェコの1月インフレ率2.2%、4年ぶり高水準に

チェコ統計局(CSU)が10日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.2%上昇し、2012年12月(2.4%)以来の大きな伸びとなった。インフレ率の上昇は4カ月連続。市場は2.1%を予測していた。

上昇率が最も大きかった項目は運輸で、5.1%に上った。自動車燃料が11.6%高くなったことが大きい。このほか、ホテル・レストラン(4.8%)、アルコール・タバコ(3.7%)、食品・非アルコール飲料(3.5%)、医療(3.1%)も上げ幅が大きかった。構成比重の大きい住居・水道光熱費は同0.8%にとどまり、家具什器・修繕は0.5%、郵便・通信は0.9%下落した。

同国のインフレ率は昨年9月に0.5%へと低下したものの、その後は上昇に転じ、12月には2%まで回復した。過去12カ月(16年2月~17年1月)の平均インフレ率は0.8%だった。

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