ソラリス、ベルギーでハイブリッドバスを大型受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスは先ごろ、ベルギーのワロン地域の交通会社(SRWT)からハイブリッドバスを計208台受注したと発表した。取引額は総額で約1億500万ユーロとなる。同契約には、納車と車両のメンテナンス(8年間)、エネルギー貯蔵システムのメンテナンス(16年間)が含まれる。今回の契約はソラリスにとって、ベルギー市場において過去最高の規模となる。

ソラリスがSRWTから受注した「ウルビーノ 12」のハイブリッドバスは、SRWTのグループ会社である公共交通事業者2社(TEC HainautおよびTEC Liege-Verviers)が使用する。

ソラリスが受注した208台のうち、97台の納車は確定しており、早ければ9月にも最初の10台を納車する予定。残り111台は、2018年第1四半期に受注する予定で、2018~2019年に段階的に納車していく。

今回受注したモデルは、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する。電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)をエネルギー貯蔵システムとして装備しており、ルートの一部を電気駆動でのみ走行することもできる。

ハイブリッドバスの調達は、ワロン地域の二酸化炭素(CO2)排出量を削減するTECグループの戦略の一環に位置付けられる。

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