10-12月期GDP、消費と建設投資がけん引

ドイツ連邦統計局は2月23日、2016年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.4%で、速報値と変わらず、前期の0.1%から拡大。3四半期ぶりに加速した。

成長をけん引したのは内需で、0.9%増加した。特に建設投資、政府最終消費支出、民間最終消費支出(個人投資)が好調だった。設備投資は0.1%減となり、3四半期連続で落ち込んだ。

輸出は1.8%増加したものの、輸入の伸び率(3.1%)を下回ったことから、GDP成長率に対する外需(輸出-輸入)の寄与度はマイナス0.4ポイントとなった。内需の寄与度はプラス0.8ポイントだった。

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