製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が2月22日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は113億200万ユーロとなり、前期比で10.2%増加した。処方薬部門と法的に分離した素材子会社コベストロが好調で、全体が押し上げられた格好。農業化学部門は南米市場の低迷が響いて小幅増益にとどまり、一般医薬品部門は製造コストの増大や為替差損が響いて3.1%の減益となった。バイエル全体の売上高は1.5%増の467億6,900万ユーロ、純利益は10.2%増の45億3,100万ユーロだった。
17年12月期は売上高で490億ユーロ以上、EBITDA(同)で1ケタ台半ばの伸び率を見込む。