独高級車大手のBMWは、2月27日から3月2日までスペインのバルセロナで開催される携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス」(MWC 2017)で、モビリティーサービス「BMWコネクテッド」や、開発中の自動駐車システムを出展する。また、2月28日には、ディーター・メイ上級副社長(デジタルサービス&ビジネスモデル担当)が「サービスとしての自動車」をテーマにしたパネルディスカッションに参加する。
「BMWコネクテッド」では、自動運転車で乗員がどのように時間を過ごすことができるかという可能性を示す技術を紹介する。例えば、マイクロソフトの音声制御のパーソナル・アシスタント「コルタナ」を使用した音声制御機能のプロトタイプ、オンライン通販アマゾンのアマゾン・プライムとの協力による、自動車から商品を注文して、移動中に商品を受け取ることができる「アンルート配送」サービスなどを紹介する。
「BMWコネクテッド」では、英国で2017年半ばから新サービスを追加する計画も明らかにした。新サービスは整備・保守サービスなどの必要が生じた場合に、「BMWコネクテッド」を通してドライバーに知らせ、ディーラーに予約を入れる日程を提案する。また、スマートフォンなどの携帯端末のスケジュール管理システムと連携させることもできる。
開発中の自動駐車システムは、デモカーとして電気自動車「BMW i3」に搭載し、ジェスチャーによる遠隔操作で、駐車スペースへの出し入れができる様子を紹介する。