スイスの軍需・航空宇宙大手RUAGは1日、ハンガリー北東部のエゲルに航空機部品の新工場を設置すると発表した。近・中距離旅客機のエアバス「320」とボンバルディア「CRJ」向けに側板、シートレール、非常口のドア枠などを生産する。投資額20億フォリント(約650万ユーロ)のうち3億8,200万フォリントを政府の助成で賄う。180人を新規雇用する予定だ。
エゲルはスイス、ドイツに次ぐ同社3番目の航空機部品生産拠点となる。ブライトマイヤー最高経営責任者(CEO)は、「エゲルの拠点整備は一層の競争力強化につながる。今後もハンガリーに投資し、生産能力を拡大していく」と述べた。RUAGはエゲル近郊のシロックに小銃用の弾薬工場を持つ。
RUAGの2015年の売上高は17億4,400万スイスフラン、営業利益は1億3,700万スイスフランだった。