ドイツのドレスデン工科大学が独連邦経済エネルギー省の支援を受けて取り組んでいる炭素繊維複合材(CFRP)の研究プロジェクト。繊維ベースのセンサーにより、部材の負荷能力を計測するシステムを研究している。
同システムは、炭素繊維の導電性を活用したもので、繊維の電気抵抗の計測により、部材の負荷能力を分析する。
同システムにより、例えば、劣化部分の厳密な特定が可能になり、損傷が大きくなる前に補修作業を行うといった対応が可能になる。
研究チームは、センサー機能を持った炭素繊維のレイアウトが部材の負荷能力にどのように影響するかなどの試験を実施している。
また、医療技術と自動車の分野でそれぞれプロトタイプを作製し、センサー機能の性能分析試験などを実施する計画。