ロシア石油最大手の国営ロスネフチは10日、トルコの複合企業デミロレン・グループと石油製品の追加供給に関する基本合意書に調印した。現行契約に続き、2018〜20年の取引契約を結ぶ意思を確認するものだ。両国首脳会談を機に調印された。
合意によると、ロスネフチは2020年までに最大460万トンの石油製品をデミロレンに供給する。このうち、360万トンが超低硫黄軽油、100万トンが液化石油ガス(LPG)となる。ロスネフチによれば、デミロレンは年間需要の半分以上をロスネフチから調達することになる。
両社は昨年12月、ロスネフチがデミロレンにディーゼル油最大84万トンを供給する契約に調印した。今年1月から納入が始まっている。