ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.9%上昇し、2013年1月以来の大きな上げ幅となった。インフレ率の上昇は6カ月連続。市場はプラス2.7%を予想していた。
項目別では「その他の製品(自動車用燃料を含む)」が8.7%上昇して全体をけん引した。アルコール飲料・タバコ(2.8%)、食品(1.9%)、サービス(1.5%)、衣料品・靴(0.6%)、燃料・電力(0.3%)も前年同月を上回った。一方、耐久消費財は0.4%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は1.8%で、前月から0.1ポイント拡大した。