シェフラーとディール・メタル、変速機シンクロナイザーシステムで協力

独自動車部品大手のシェフラーは8日、独複合企業ディールのグループ会社であるディール・メタルと自動車変速機向けのシンクロナイザーリングなどシンクロナイザーシステム分野で提携すると発表した。両社のノウハウを統合したシンクロナイザーシステム「エコ・システム」と「ショート・システム」の生産・販売で協力する。

両社の開発・生産拠点が世界の多くの地域において近い場所にあるため、現地での顧客対応や新製品のグローバル生産が容易になる利点がある。今後は、ドイツ、ブラジル、中国、インド、タイの5カ国で生産することになる。

「ショート・システム」は、シェフラーのシェフラー・テクノロジー・ショート・シンクロ(STSS)技術を使うことで、軸の設計スペース(axial design space)を最大25%、システム重量は最大3.5キログラムを縮減することができ、コスト削減にも寄与する。

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