独フォルクスワーゲン(VW)は新たな旗艦モデルとして「アルテオン」を6月から販売する。自動車業界誌『アウトモビルボッヘ』(オンライン版)が報じた。「アルテオン」は3月7日に開幕したジュネーブオートサロン(一般公開は9~19日)で発表された。
「アルテオン」はパサートと同じプラットフォームを採用するが、枠なしドアなどはじめ独自のデザインとフォルムが特徴だ。ホイールベースをパサートより5cmほど伸ばすことで全長を4.86mとし、後部座席も広くした。トランクルームの容量は最大1,567リットルとなる。
同社によると、ガソリン車、ディーゼル車をそれぞれ3機種用意する。ガソリン車は1.5リッターエンジン(出力110kW/150PS)から2リッターターボエンジン(出力206kW/250PS)のレンジとなる。一方、ディーゼル車は全て2リッターのエンジンとなり、出力110kW/150PSから176kW/250PSのレンジで用意する。ガソリン車、ディーゼル車ともに最も出力の大きいモデルは四輪駆動、その他は前輪駆動となる。生産中止となった「フェートン」の後継車種として高所得者層をターゲットに販売する計画という。