独高級車大手BMW のハラルド・クリューガー社長はジュネーブモーターショーで、「いくつかの国ではディーゼル車の販売がやや後退している。ただ、まだ比較的目立たない程度で、確定的なトレンドとは言い切れない」と述べた。また、長距離走行するドライバーにとっては低燃費が強い購入理由になり、この点においてディーゼル車の右に出るものはない、ともコメントした。BMWでは販売に占めるディーゼル車の割合は高い。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、2016年は同社の新車販売のうちドイツでは全体の65%、欧州では73%をディーゼル車が占めた。ただ、前年に比べるとそれぞれ5パーセントポイント減少している。