Le Square

仏自動車大手のルノーがこのほどパリに開設したオープン・イノベーション・ラボ。ルノーの社内チームと、新興企業や大学、研究機関、自治体、投資家などの外部のパートナーとの交流を促進する目的がある。

自動車業界における変化のスピードが加速する中で、外部との交流や協力により、コネクテッドカーや電気駆動車など、未来のモビリティを形成する新しい技術や事業モデルの開発を推し進める。

ルノーがオープン・イノベーション・ラボを設置するのは3カ所目となる。2011年に米シリコンバレーに最初のオープン・イノベーション・ラボを開き、2016年6月にはイスラエルのテルアビブに2カ所目を開設した。

オープン・イノベーション・ラボは、ルノー・日産アライアンスの文化・イノベーション戦略の一環に位置付けられる。運営においては、情報の共有(イベント、会議、非公式イベント(ミートアップ)、シンクタンク)、創造性、革新的なデザイン手法(デザイン思考、ファブラボ)の3つを柱としている。また、新興企業との協力やプラットフォームの形成などを通したニューエコノミーの促進役も担う。

シリコンバレーのオープン・イノベーション・ラボは特に、自動運転や人工知能(AI)に関する研究に注力している。

テルアビブでは、有名工科大学Porter School of Environmental Studiesに拠点を置き、電気自動車やアフターセールス、インターネット・セキュリティなどに重点をおいた活動を行っている。

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