中国企業、露ムルマンスク港に石炭積出ターミナルを建設

ロシア北西部のムルマンスク港に石炭積出ターミナルを建設するプロジェクトをめぐり、中国国有企業の保利集団(Poly Group)が、3億ドルを出資する意向を示している。ムルマンスクの当局者の話として一部メディアが報じた。間もなくムルマンスク政府と保利集団が正式な協力協定を締結する見通しという。

新たな石炭積出ターミナルは同港のラブナ地区付近に建設される予定。最新の報道によると、年1,800万トンの石炭積み出しが計画されているという。これまでこのプロジェクトには、ロシアの石炭生産会社Kuzbass Razrez Ugolなども関心を示していた。すでに予定地周辺ではVykhodnojとラブナを結ぶ鉄道路線の敷設工事が始まっている。

同建設プロジェクトは同港の大型開発プロジェクトの一環として行われるもの。このほかにも、年3,500万トンの石炭・石油の積み出しが可能なターミナルや、年35万コンテナ(TEU)の積み出しが可能なターミナルの建設も計画されている。

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