ユミコア、韓国子会社を完全子会社に

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは14日、自動車用の排ガス浄化触媒を生産する韓国の合弁会社Ordegの残り資本50%を取得し、完全子会社にしたと発表した。取引金額は8,200万ユーロ(1,000億ウォン)。完全子会社化により、韓国の顧客との協力関係がより一層強化され、国内・国外における顧客ニーズへの対応をさらに改善することができる。

ユミコアは、これまでOrdegに出資していた韓国のガラスメーカー、三光ガラス(Samkwang Glass)と化学メーカーのOCIカンパニー(OCI Company)から持ち分を取得した。

Ordegは、韓国の自動車メーカー向けの排ガス浄化触媒を開発するため、1985年に設立された。現在の従業員数は193人。韓国の温山(Onsan)に旗艦工場があり、先頃は、ソウル近郊の松島(Songdo)に新技術センターを開設した。なお、ユミコアの自動車用排ガス浄化触媒の事業本部はドイツのハーナウにある。

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