マグナ、スロベニア工場に最大13億ドル投資

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルはスロベニア工場の建設に最大12億4,000万ユーロ(13億ドル)を投資し、約6,000人の雇用を創出する計画書をスロベニア政府に提出したもようだ。ロイター通信によると、スロベニア政府が16日、明らかにした。同国政府によると、新工場の生産能力は最終的に年10万~20万台の規模を目指しているという。

マグナの投資計画は、4段階で構成されており、具体的なタイムフレーム(時間枠)は設定されておらず、投資の最終的な決定時期についても言及していないという。

ロイター通信によると、スロベニアの1月の失業率は11.2%と、前月の10.8%から0.3パーセントポイント悪化した。

■ スロベニア政府、マグナなどに総額2,500万ユーロ支援

ロイター通信によると、スロベニア政府は同日、マグナを含む3件の産業投資プロジェクトに総額で約2,500万ユーロの資金援助を実施する計画を発表した。

内訳は、マグナが1,860万ユーロ、安川電機がスロベニアのリブニッアに建設予定のロボット工場に570万ユーロ、英エンジニアリング会社GKNがメルセデスベンツやボルボの乗用車向けに供給する部品を生産するための新生産ラインに58万ユーロを支援する予定。

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