独プレー、ルーマニアに新開発拠点を開設

独自動車部品会社のプレーは13日、ルーマニア北東部の大学都市であるヤシに新しい開発拠点を開設すると発表した。2017年4月に業務を開始する予定。自動車の内装用操作システムの電子部品を開発する。

ヤシでは現在、オフィスビルの1フロア(約600平方メートル)の改装工事を進めている。同拠点には将来、エンジニア約60人が勤務する予定。ソフトウエア開発に40人、ソフトウエアの試験業務に10人、ハードウエアの開発に10人を予定している。ヤシは大学都市で人材を確保しやすい利点がある。また、プレーは、ヤシにあるゲオルゲ・アサキ技術大学やアレクサンドル・ヨアン・クザ大学と協力していく方針を示している。

プレーはルーマニアでは、中部のブラショフに工場を持つ。国外では最大の工場で、現在、従業員1,000人以上が勤務している。ブラショフ工場では2009年からハンドルや空調機器用の操作スイッチや操作システムを生産している。現在は例えば、メルセデスベンツ「Eクラス」のハンドルに装備されている操作システム(タッチ・コントロール・ボタン)などを生産している。

ブラショフでは現在、エンジニア約50人が開発業務に就いている。プレーは今後さらに同拠点の開発事業を強化していく方針を示している。

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