独エネルギー水道事業連合会(BDEW)によると、2016年12月末時点でドイツにおいて整備されている公共の充電スポットは7,407カ所となり、半年前(2016年6月末時点)に比べ890カ所(約12%)増加した。そのうち、直流(DC)急速充電器は292カ所だった。
充電スポットが少なくとも1カ所以上ある市町村は1,142となった。
充電スポットが最も多い州は、ノルトライン・ヴェストファーレン州(1,603カ所)。以下、バーデン・ビュルテンベルク州(1,494カ所)、バイエルン州(1,080カ所)が続く。
都市別では、ベルリン(536カ所)が最も多く、シュツットガルト(375カ所)、ハンブルク(292カ所)の順だった。
BDEWによると、公共の充電スポットは増えているものの、電気駆動車がまだ十分に普及していないため、ほとんどの充電スポットでは採算が取れていないという。
このため、BDEWでは政府に対し、3月初めに開始した充電インフラ整備助成プログラムの第2弾の実施を要請するとともに、例えば、非接触式充電システムの開発など、充電技術に対する研究開発支援をさらに強化するよう求めている。