ブライトリング―ロレックスとムーブメント共有へ―

スイスの独立系高級時計メーカーであるブライトリングとロレックスが時計の動力機構部品であるムーブメントを一部共有する。ブライトリングのジャンポール・ジラルダン副社長が『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』紙などに明らかにしたもので、業界大手スウォッチへの依存度を引き下げる狙いだ。コスト削減効果も期待できる。

ブライトリングのクロノグラフ用ムーブメント「B01」をロレックスのセカンドラインブランドであるチュードルに供給するとともに、チュードルから三針時計用ムーブメント「MT 5612」の供給を受けて「スーパーオーシャン」シリーズに投入する。

ブライトリングとチュードルはともに独自のムーブメントを持つものの、スウォッチからもムーブメントの供給を受けている。スウォッチはグループ外企業へのムーブメント供給を減らしていく方針のため、ブライトリングはチュードルとの共有化によりムーブメントのバリエーションを保つとともに製造コストを削減する考えだ。

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