電機輸出、1月は13%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が23日発表した独電機業界の1月の輸出高は前年同月比12.9%増の151億ユーロと大きく伸びた。先進国(IMF基準)向けが11.9%増の99億ユーロ、新興国向けが15.0%増の52億ユーロと、ともに2ケタ台の伸びを確保している。

先進国向けで伸び率が最も大きかったのは台湾で46.9%増の1億6,200万ユーロを記録。これに僅差で韓国(44.9%増の2億3,500万ユーロ)が続いた。このほか、デンマーク(27.2%増の2億800万ユーロ)、チェコ(24.4%増の6億5,800万ユーロ)、ポルトガル(22.5%増の1億2,000万ユーロ)、イタリア(16.4%増の7億1,300万ユーロ)、米国(16.3%増の13億ユーロ)、スペイン(15.4%増の4億8,200万ユーロ)、日本(13.8%増の2億7,300万ユーロ)、フランス(12.6%増の10億ユーロ)で2ケタ台の伸びを記録した。

新興国向けではアラブ首長国連邦が最高で、54.8%増の2億500万ユーロに上った。2位以下はロシア(48.8%増の2億6,100万ユーロ)、メキシコ(47.5%増の1億7,800万ユーロ)、ブラジル(44.8%増の9,300万ユーロ)、インド(31.6%増の1億7,100万ユーロ)、ハンガリー(27.4%増の4億7,400万ユーロ)、中国(14.2%増の13億ユーロ)、ルーマニア(13.0%増の2億4,900万ユーロ)が続いた。通貨安やインフレで景気が低迷するトルコは18.8%減の2億4,900万ユーロと大きく落ち込んだ。

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