ダイムラー―トラック部門で人員削減へ―

自動車大手の独ダイムラー（シュツットガルト）がトラック部門で人員削減を実施することで、従業員代表と合意した。主要市場の一部で販売が低迷していることに対応する考え。各種メディアが報じ、同社が追認した。

工場以外の部門を対象にドイツ、ブラジル、トルコで希望退職者を募集する。削減規模は設定していないものの、最大2,000人に上るもようだ。トラック部門の世界雇用規模は2万6,000人で、工場以外の部門はそのうち1万5,000人を占める。人員整理により固定費を4億ユーロ圧縮する。最大5億ユーロの費用を見込んでいるもよう。

同社は主要市場の北米、ブラジル、インドネシアで需要が低迷。トルコも政情不安定を背景に景気が減速し販売が鈍っている。