独技術検査大手のテュフズードは6日、2016年決算を発表した。1866年創業の同社は、創業150年の節目に売上高、営業利益、従業員数で過去最高を更新した。
売上高は前年比5.5%増の23億4,300万ユーロ、営業利益(Ebit)も前年比で6%以上増えて2億200万ユーロに拡大した。従業員数は、1,600人以上増えて2万4,000人となった。
特に成長著しいのは自動車検査(車検)事業で、売上高は前年比10.2%増の7億400万ユーロに拡大。総売上に対するシェアを1.3ポイント増の30%とした。
車検事業部門における予想以上の成長は、スペインの検査サービス会社ATISAEを買収したことが大きく寄与している。テュフズードは従業員約1,300人、売上高8,000万ユーロのATISAEを買収した。