日本電産は25日、コンプレッサー製造の独セコップを完全買収することで合意したと発表した。製品の幅を拡大することが狙い。現金1億8,500万ユーロで取得する。6月末の買収手続き完了を見込む。
セコップは家庭用・商業用冷蔵庫コンプレッサーの有力企業で、独北部のフレンスブルクに本社を置く。スロバキア、中国、米国、イタリア、オーストリアにも拠点を展開。雇用規模は2,151人で、昨年は3億5,660万ユーロを売り上げた。
日本電産は家電向け部門でこれまで主に洗濯機や食洗器など水回り家電向けのモーターを手がけてきた。セコップの買収により冷蔵庫分野に本格参入する。