ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.7%となり、上げ幅は前月の2.9%から縮小した。市場は3.1%の上昇を予想していた。
項目別では「その他の製品(自動車用燃料を含む)」が7.6%上昇して全体をけん引した。アルコール飲料・タバコ(2.6%)、食品(2.2%)、サービス(1.6%)、衣料品・靴(0.5%)、燃料・電力(0.5%)も前年同月を上回った。一方、耐久消費財は0.6%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は1.8%で、前月から横ばいだった。