独キーケルト、上海モーターショーにて新システムを公開

独自動車ドアロック大手のキーケルトは4月24日、上海モーターショー(一般公開:4月24~28日)で新たに開発したドアロックシステムや技術を公開した。

今回、4つの新システムが注目を集めた。まず、電磁波を使って周辺環境を感知し、ドアの開閉時に誤って壁などに接触するのを防ぐ「i-protect」。安全性と快適性を高めたLED式ロックシステム。中国市場で需要の多い自動ドア開閉システムを改良し、スライドドアだけでなくスイングドアにも対応した「プレミアムラッチ」。衝突事故の際にドアが偶発的に開くのを防ぐ「Active Inertia」。また、ラッチを軽量化するため、「Active Inertia」ではラッチをドアロックシステムと統合した。

このほか、キーケルトは上海モーターショーにおいてドアの製造工程で使っているロボットの一部を公開した。同社のカール・クラウス社長は「我々の製品は安全性が最も求められる。妥協は決して許されないため、世界中で製造工程を統一して高い製品クオリティを維持している。その工程の一部を顧客に見てもらいたい」と述べ、公開に踏み切った背景を明らかにした。

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