VW、上級新モデル「アルテオン」でブランドイメージを強化

独フォルクスワーゲン(VW)は、排ガス不正問題による膨大な補償負担を受け大幅なコスト削減を強いられる中、ブランドイメージの強化に乗り出している。その切り札の一つとして3月のジュネーブオートサロンで上級新モデル「アルテオン」を発表した。同社の中型・大型車部門の責任者であるリシャーツ氏は、「VWは走りたくなる衝撃にかられるエモーショナルな車が必要だ」と述べ、パサートの上位モデルの投入意義を強調した。アルテオンはスポーティーかつエレガントな5ドアグランツーリズモや4ドアクーペがあり、VWの新たな旗艦モデルとなる可能性を秘めている。メルセデス・ベンツ「CLA」、BMW「4シリーズ」などと競合する。。

VWはアルテオンのシューティングブレーク(ステーションワゴン)の投入も検討しているが、決定は今年後半となりそう。リシャーツ氏によると、6気筒エンジン車やプラグインハイブリッド(PHV)車の投入も計画に上がっている。アルテオンはドイツのエムデン工場で生産される。

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