独高級車大手のBMWは「5シリーズ」に、「M550i」、「530e iパフォーマンス」、「M550d」の3モデルを新たに投入する。
「M550i」は、4.4リットルのV型8気筒ガソリンエンジンを搭載したセダンで、最高出力340kW/462PS、最大トルク650Nm。時速0~100kmの加速性能は4秒。全輪駆動システムを標準装備しており、最高速度は電子リミッターで時速250kmに制限されている。走行100kmあたりの燃費は8.9リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は204グラム。販売価格は8万2,700ユーロからとなっている。
「530e iパフォーマンス」は、プラグイン・ハイブリッド仕様のセダンで、燃費は1.9リットル/100km、CO2排出量は44グラム/km。販売価格は5万2,600ユーロからの設定となる。システム出力は185kW/252PS。電気モーターのみの航続距離は50km、最高速度は時速140km。ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムでは、時速0~100kmに6.2秒で加速。最高速度は時速235kmに達する。
「M550d」はディーゼル車で、セダンとステーションワゴンを用意した。販売価格は今後発表する。全輪駆動システムを標準装備する。パワートレインは、4基のターボチャージャーを装備しており、最高出力は294kW/400PS、最大トルクは760Nmとなる。同モデルも最高速度は時速250kmに電子制御される。走行100kmあたりの燃費はセダンが5.9リットル、ステーションワゴンは6.2リットルとなっている。