欧州自動車工業会(ACEA)は5月4日、欧州連合(EU)の2017年第1四半期(1~3月)の乗用車新車登録に占める代替燃料車(AFV)の登録台数が21万2,945台となり、前年同期に比べ37.6%増加したと発表した(EU加盟28カ国のうち、クロアチア、キプロス、ルクセンブルク、マルタ、スロベニアは含まない)。
このうち、純粋な電気自動車(BEV)、航続距離延長装置(レンジエクステンダー)搭載の電気自動車(EREV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)を含む充電可能な電気自動車(ECV)は4万7,196台となり、前年同期に比べ29.9%増加した。
ハイブリッド車(HEV)(フルハイブリッド車およびマイルドハイブリッド車)は、前年同期比61.2%増の11万1,006台、天然ガス車(NGV)と液化石油ガス車(LPG)、エタノール車(E85)を含むその他の代替燃料車(AFV)は10.4%増の5万4,743台だった。
EU主要国での代替燃料車(AFV)全体の伸び率は、スペインが87.4%増、ドイツが67.5%増と大きく伸びたほか、英国(29.9%増)、フランス(24.8%増)、イタリア(17.2%増)も2ケタの増加だった。
イタリアはLPG車の需要が高く、LPGを含む代替燃料車が全体の半分以上を占めている特徴がある。