ドイツ、カーシェアリング市場

ドイツの全国カーシェアリング連盟(bcs)によると、2017年1月1日時点におけるドイツのカーシェアリングサービス事業者の登録顧客数は計171万5,000人となり、前年に比べ36.1%増加した。

貸出・返却の場所を特定しないフリーフローティング式では、サービスを利用できる市町村が1つも増えていないにもかかわらず、顧客数は前年比51.8%増の126万人と大幅に増加した。

貸出・返却の場所が決まっているステーション式では、顧客数が前年比5.8%増の45万5,000人となり、サービスを利用できる市町村は60増えた。

カーシェアリング車両は全体で前年比6.8%増の1万7,200台に拡大。このうち、ステーション式が3.3%増の9,400台、フリーフローティング式は11.4%増の7,800台だった。なお、フリーフローティング式の車両のうち530台は、フリーフローティング式とステーション式の両方を組み合わせたサービスを提供する事業者によるもので、ステーション式と重複している。

カーシェアリング車両1台あたりの顧客数は、ステーション式が48.4人(前年:45.2人)、フリーフローティング式は172.8人(同:125.6人)とそれぞれ増えた。

フリーフローティング式は都市部における短距離の利用が多い一方、ステーション式は余暇や週末の利用など、長距離ドライブに利用される傾向がある。

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