独高級車大手BMWグループのハラルド・クリューガー社長は5月11日に開いた第97回株主総会で、2017年と2018年の新モデル攻勢を通して2020年までに高級車セグメントにおける同社の販売台数と売上高を大幅に引き上げる意向を示した。
BMWグループは2018年末までに40を超える新モデルおよびマイナーチェンジモデルを市場投入する計画。同戦略では、高い利益を確保できる高級車セグメントに重点を置いており、クリューガー社長は同戦略を通して2020年までに高級車セグメントにおける販売台数と売上高を大幅に引き上げる意向を示した。
同日には、新シリーズ「8シリーズ」を発売する計画も明らかにした。2018年にスポーツクーペ「8シリーズ・クーペ」を市場投入する予定。
独『フランクフルターアルゲマイネ』によると、BMWは以前にも「8シリーズ」を販売していたが、販売不振を理由に1999年に停止した経緯がある。新シリーズは、「7シリーズ・セダン」と傘下の英高級車ブランド、ロールスロイスの間を埋める位置づけとなる。