4月のEU新車販売6.6%減、6カ月ぶりに低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く27カ国)の4月の新車販売(登録)台数は119万1,034台となり、前年同月から6.6%減少した。イースター(復活祭)の祝日が今年は4月に重なったことで営業日が減ったことが響き、6カ月ぶりのマイナスとなった。(表参照)

主要市場では1.1%増だったスペインを除いて低迷。下げ幅は英国が19.8%、ドイツが8%、フランスが6%、イタリアが4.6%だった。英国は4月1日付で自動車に対する新課税が導入されたことが響き、大幅に落ち込んだ。

欧米の主要メーカーは軒並み販売が減った。とくにフォードが11.4%減、オペルが13.4%減と不振が目立った。日本勢はトヨタが5.3%増、スズキが12.8%増と健闘したが、日産が13.2%、マツダが6.7%、ホンダが15.4%、三菱が8%の幅で減った。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの同月の販売台数は前年同月比6.8%減の123万235台。EUの1~4月期の販売台数は前年同期比4.7%増の533万2,854台となった。

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