市街地における自動運転走行に関するドイツの共同研究プロジェクト。自動運転車、非自動運転車、自転車、歩行者などが入り混じる、市街地の複雑な交通環境における自動運転走行の安全性や交通効率の改善などを研究する。
シミュレーションで繰り返し走行試験を実施した後、ブラウンシュヴァイクにあるデジタル試験フィールドの交差点で実証試験を行う計画。
プロジェクトの実施期間は2019年まで。ドイツ航空宇宙センター(DLR)が主導的役割を担う。このほか、ブラウンシュヴァイク工科大学、自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)などが参加している。また、独連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)は580万ユーロを支援する。
同プロジェクトでは、例えば、交差点における信号機と自動運転車の通信や、事故の発生件数が多い交差点の左折における安全性向上などを試験する。
交差点の左折では、例えば、歩行者や自転車に乗る人のスマートフォンから位置情報を把握し、第5世代の移動通信システム(5G)を介してドライバーに警告するシステムの開発などを計画している。
プロジェクト「Digitaler Knoten 4.0」の参加企業・機関:
ドイツ航空宇宙センター(DLR)、AVL Software、Functions GmbH、NORDSYS GmbH、Oecon、Products & Services GmbH、OFFIS – Institut fur Informatik、Transver GmbH、ブラウンシュヴァイク工科大学、Volkswagen AG