独電気電子工業会(ZVEI)が24日発表した独業界の1-3月期(第1四半期)の輸出高は前年同期比11.7%増の485億ユーロとなり、2010年10-12月期(第4四半期)以来の大きな伸びを記録した。新興国向けが12.9%増の166億ユーロに拡大。先進国(IMF基準)向けも11.1%増の319億ユーロと好調だった。
地域別ではアジアが15.7%増の105億ユーロ、南北アメリカが12.8%増の58億ユーロ、欧州が10.3%増の299億ユーロ。足元のユーロ圏は8.7%増の145億ユーロだった。
最大の輸出先国は中国で、前年同期比18.9%増の44億ユーロに拡大した。2位は米国(10.0%増の43億ユーロ)、3位はフランス(7.4%増の30億ユーロ)だった。
1-3月期の電機製品輸入高は443億ユーロで、前年同期を10.8%上回った。
3月の輸出高は前年同月比12.3%増の172億ユーロ、同輸入高は12.8%増の151億ユーロだった。