中東欧最大の格安航空会社であるハンガリーのウィズエアーが25日発表した2017年3月通期決算の純利益は2億4,600万ユーロとなり、前期から28%増加した。原油高による燃料コストの増大、英国路線の収益が英のEU離脱決定に伴うポンド安で圧迫されるといった厳しい経営環境に置かれながらも、利用者が順調に増え、過去最高益を更新した。
売上高は10%増の15億7,000万ユーロだった。旅客数は19%増の2,380万人に拡大。有償座席利用率(ロードファクター)は88.2%から90.1%に上昇した。
ウィズエアーは2003年創業。中東欧と西欧を結ぶ路線を運航している。2015年にロンドン証券取引所に上場した。