独高級車大手のBMWグループが5月26~28日にイタリア北部のコモ湖畔のチェルノッビオで開催されたクラシックカーやビンテージカーのコンクール「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で披露した自動二輪のデザインスタディ。
創業100年の昨年に披露したコンセプトモデル「ビジョン・ネクスト 100」の自動二輪モデルにインスピレーションを得ている。
都市部での走行を想定した電気駆動モデルで、自動二輪と他の車両やインフラなどとの通信を可能にする「Bike2X」技術を装備している。
従来の計器盤はなく、フロントガラスの部分に速度やナビゲーションの指示情報、車載電池の充電残量などの一次情報を表示し、ハンドルの下に配置した大型パネルにはインフォテイメントなどの二次情報を表示する。
「Bike2X」機能では例えば、ドライバーのカレンダー情報とリンクして、目的地までの最速ルートを表示することができる。また、ドライバーのバイクウエアに車両との通信機能を持たせ、例えば、腕をこすると座席の下にある収納スペースのスライドドアが開くといった操作が可能になる。