中国復星国際、ロシア金採掘最大手ポリュスに出資

ロシア金採掘最大手のポリュス・ゴールドは5月31日、同社の株式10%を中国のコングロマリット(複合企業)復星国際に売却することで合意したと発表した。年内の手続き完了を予定する。

売却するのは親会社ポリュス・ゴールド・インターナショナル(PGIL)が保有している1,256万1,858株で、1株当たりの売却価格は70.6025ドル。売却完了後のポリュスの主な持ち株比率はPGILが81.88%、復星国際が9.83%となり、復星国際傘下の海南鉱業、招金鉱業も株主となる

今回の買収合意には、復星国際が1株当たり77.6628ドルで株式5%を追加取得するオプションが設けられている。行使期限は2018年5月末。

ポリュスは金生産量で世界上位10社に入るほか、保有する金属鉱脈の規模で世界第4位につける。クラスノヤルスク、イルクーツク、マガダン、サハ共和国を主な事業拠点とする。

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