電線大手の伊プリズミアン、ルーマニア新工場が稼働

電線大手の伊プリズミアンは13日、ルーマニア南部のスラティナで新工場棟が稼働したと発表した。総額2億5,000万ユーロをかけた光ファイバー増産計画の一環で、高速通信網の整備による需要拡大に対応する。

プリズミアンは2015年以来、スラティナで光ファイバーと電線を製造する。今回は2,500万ユーロを投じ、面積2万8,000平方メートルの光ファイバー生産施設を整備した。同工場は同社の欧州工場としては最も規模が大きい。

プリズミアンは3年間で2億5,000万ユーロを光ファイバーの生産強化に投じる計画だ。イタリア、フランス、オランダ、北米、南米の既存工場に追加投資するとともに、スロバキアのプレショフ、メキシコのドゥランゴでも新工場を設置する。

プリズミアンはミラノに本拠を置き、昨年は光ファイバーを3,500万キロメートル生産した。世界50カ国で82工場を運営し、2万1,000人を雇用する。先月には米ベライゾンから3億米ドルの受注を獲得した。

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