独ヘッセン州で水素供給ステーション2カ所が営業開始

独中部ヘッセン州のフランクフルトとヴィースバーデンの2カ所でこのほど、新しい水素供給ステーションの営業が開始された。これにより同州にある水素供給スタンドは計5カ所に、ドイツ国内全域では計30カ所に増えた。新設した2カ所はそれぞれ、高速道路A661号線、A66号線の近くにあり、ドイツ南北を結ぶ交通の重要拠点に位置している。

新ステーションの整備は、ドイツ全域を網羅する水素供給スタンド網の整備を目指すドイツのイニシアチブ「H2モビリティー」とH2モビリティーに加盟する工業ガス大手のエア・リキード、リンデ、自動車大手のダイムラー、石油大手のシェルが共同で実施した。新ステーションはそれぞれ、シェルのガソリンスタンドに併設した。また、連邦政府は両ステーションの建設に160万ユーロを支援した。

両ステーションはそれぞれ、1日あたり燃料電池車40台(乗用車)に水素燃料を供給する能力を持つ。

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