シュテアグ―熱電併給子会社株を部分放出―

ドイツの発電事業者であるシュテアグ(エッセン)が熱電併給子会社シュテアグ・フェルンヴェルメの株式を部分放出する。地方紙『ライニッシェ・ポスト』が報じ、同社が追認したもので、同子会社株49%を年末までに売却。財務の改善に充てる。

シュテアグは主に石炭発電を手がけるエネルギー事業者。再生可能エネルギー電力を優先する政策の影響で業績が悪化しており、昨年は約2億2,000万ユーロの赤字を計上した。

業績改善に向けて事業の見直しを進めており、すでに欧州エネルギー大手バッテンフォールから廃棄物発電施設2カ所を取得した。

財務の改善に向けては資産の売却を進めており、ポーランドとフランスで展開する風力発電パークの持ち株も放出する考えだ。

シュテアグ・フェルンヴェルメは業績が好調で、シュテアグは株式の部分売却後も51%を保持するとしている。

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