米金融大手ゴールドマン・サックスは英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を受けて独フランクフルト拠点の行員数を現在(200人)の少なくとも2倍に拡大する考えだ。欧州事業を統括するリチャード・ノダ副会長が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ(FAS)』紙に明らかにしたもので、「離脱交渉の結果がどのようなものになろうとも、2年間の交渉が終了するまでに欧州全域で業務を行える」体制の構築を完了させる方針を明らかにした。
現在ロンドンで行っている業務の一部を、フランクフルトをはじめとする欧州の諸都市に移管する。ロンドンに勤務する行員は現在6,000人。そのうちどの程度の人数が業務移管の影響を受けるかは明らかにしていない。