インド自動車部品メーカーのソナはこのほど、ハンガリー子会社のソナBLWハンガリーが北東部のポルガーに建設した新工場の開所式を行った。2021年までに総額42億フォリント(約1,360万ユーロ)を投じて同国で進める事業拡大計画の一環で、最終的に130人を新規雇用する。投資額のうち200万ユーロを政府の助成で賄う。
立地は地場系デベロッパーであるインフォグループが開発した工業団地で、ソナは生産棟2棟(総面積1万平方メートル)を借り入れた。新工場の操業で年間130億フォリントの増収を見込む。
ソナBLWハンガリーは、ソナが2008年に買収した独ティッセングループの精密鍛造品事業が前身だ。ベベルギア(傘歯車)やシンクロナイザーのほか、最近ではモノブロックギアの生産に力を入れている。トラック向けのプレス部品、ナックル、精密鍛造部品も手がける。
ポルガー工業団地にはスウェーデンのボルボ・トラック、米EMS(電子機器受託生産サービス)大手ジェイビル・サーキット、豊田通商も入居している。(1HUF=0.40JPY)