商用車大手カマズと独シーメンスがIT分野で提携

ロシア商用車大手カマズ(Kamaz)と独電機大手のシーメンスは8日、IT分野での提携で合意した。カマズの生産工程のデジタル化のほか、エレクトロモビリティー事業で協力する。

生産デジタル化では、インダストリー4.0(スマートファクトリー=つながる工場)のコンセプトに沿い設備や工程のネットワーク化を進める。エレクトロモビリティーでは電気トラックと電気バスのモデル開発などに取り組む。

カマズはタタルスタン共和国のナベレズヌイエ・チェルニーに本拠を置く。傘下に90社を納め、主に大型トラックとエンジンを生産する。昨年のトラック販売台数は前年比25%増の3万4,500台。国営ハイテク企業体ロステックが49.9%を出資するほか、独ダイムラーも15%資本参加している。

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