ポーランドの銅精鉱大手KGHMが、サウジアラビアとインドネシアの精錬所建設入札に参加するもようだ。13日付の現地紙『ジエンニク・ガゼタ・プラヴナ(DGP)』が同社のプレゼンテーション資料を基に報じたもので、他社と組み、下請けの形で携わる方針という。サウジアラビアとインドネシアの精錬所の建設費用はそれぞれ13億~17億米ドルに上ると予想される。
KGHMは報道内容の確認を避けたが、「世界の精錬所建設計画に関連し、我が社が参加することで大きな利益が挙げられるような事業モデルを積極的に分析している」とコメントした。
なお、銅相場の下落で大きな赤字を計上したチリ・シエラゴルダ銅鉱山事業については、「関連債務の清算を着実に履行している」とし、事業継続の意向を示した。