NEC、チェコ気象庁からスパコン受注

NECは14日、チェコ気象庁(CHMI)からスカラ型スーパーコンピューター「LXシリーズ」を受注したと発表した。同シリーズの持つ高い信頼性が評価された。来年1月に稼働を開始し、CHMIの正確な気象予報に貢献する。

スカラ型スーパーコンピューターとはCPU(中央演算処理装置)に汎用品を使用するタイプのスパコンを指す。LXシリーズは米インテルのCPU「Xeon E5-2600 v4」を搭載し、合計で3,500以上のコア(CPUの中心装置)で構成される。また、1秒あたり30ギガバイト(GB)の情報処理能力を持つ1ペタバイト(PB、1ペタは100万ギガ)大規模並列ファイルシステムも組み込んでいる。これらにより、新システムは従来に比べて処理速度が80倍に拡大することが期待される。

上部へスクロール