欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2017年5月の新車販売(登録)台数は138万6,818台となり、前年同月に比べ7.6%増加した。これは、自動車業界が経済危機の打撃を受ける直前の2007年5月に近い水準であるという。主要5カ国では、英国が前年同月に比べ8.5%減少したものの、ドイツ(12.9%増)、スペイン(11.2%増)、フランス(8.9%増)、イタリア(8.2%増)は前年同月を大きく上回った。また、1~5月の累計は、前年同期比5.3%増の671万9,209台となった。
5月のメーカー別の登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年同月に比べ8.2%増加したほか、2位のPSAグループも4.7%増、3位のルノー・グループも10.2%増加した。
日本勢は、スズキ(21.2%増)、トヨタ・グループ(20.1%増)が大幅な2ケタ増となり、三菱自(7.7%増)、日産(5.4%増)も前年同月に比べ増加した。ホンダ(14.5%減)は2ケタの減少、マツダ(1.9%減)も前年同月を下回った。