ハンガリー、医療分野で中国との協力拡大へ

ハンガリー政府は20日、中国政府と健康医療分野での協力推進に関する基本合意を締結した。レプセーニー国家経済省国務次官捕によると、合意は両国間の大学や企業の協力関係の促進を目的としたもので、投資プロジェクトも含まれている。

同次官捕は、両国の市場構造は類似していることから、医薬品や医療機器の製造、遺伝学やバイオテクノロジーといった分野で協力し合えると述べた。

同次官補によると、健康医療産業はハンガリーの国内総生産(GDP)の約10%、医療機器は輸出の3%を占める。また、医薬品分野における研究開発投資は全体の半分に相当する。

今回の合意文書は19日に開かれた中国・中東欧諸国保健大臣会合に合わせて調印された。中東欧16カ国と中国が開催している協力会合「16プラス1」の枠組みの下で開催された同会合では、公的医療制度、医療機関同士の協力、健康医療政策に関する調査及び中国伝統医療に関する議論が行われた。

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